[アップデート] Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました

[アップデート] Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました

Clock Icon2024.11.16

はじめに

こんにちは。AWS事業本部コンサルティング部に所属している和田響です。

今朝のアップデートで、Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-cloudwatch-observability-solutions-aws-services-workloads/

このアップデートのポイントをまとめると以下になります。

  • CloudWatch のコンソールでオブザーバビリティ向上のためのStepが解説されるようになった
  • AWSサービスに加えて、Apache Kafka、Apache Tomcat、NGINX などのワークロードもサポートしている
  • CloudWatch ダッシュボードを数クリックでデプロイできるようになった

さわってみる

可観測性ソリューションの使用を開始するには、CloudWatch コンソールの可観測性ソリューション ページに移動してください。

まずはAWSのコンソールにログインし以下のページを開きます。
https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/home?#settings:/observability-solutions

CloudWatch のコンソールのサイドタブの「利用開始 新規」からも遷移できそうでした。
スクリーンショット 2024-11-16 18.31.30.png

オブザーバビリティソリューションをサポートしているサービスが表示されました。
スクリーンショット 2024-11-16 18.33.50.png

現時点では以下のAWSサービスおよびワークロードをサポートしていました。(すごいですね)

  • Apache Kafka
  • JVM
  • NVIDIA GPU
  • Apache Tomcat
  • NGINX
  • .NET Application Signals
  • Java Application Signals
  • Node.js Application Signals
  • Python Application Signals
  • Amazon Kinesis
  • Amazon MSK
  • Amazon EventBridge Scheduler
  • Amazon SQS
  • Amazon SNS
  • Amazon EC2
  • AWS Lambda
  • Amazon EC2 Auto Scaling
  • Amazon ECS
  • Amazon EKS
  • Amazon Aurora
  • Amazon DynamoDB
  • Amazon ElastiCache
  • Amazon Redshift
  • Amazon RDS
  • AWS PrivateLink
  • Amazon API Gateway
  • Amazon CloudFront
  • Amazon Route 53
  • Amazon VPC
  • AWS ACM
  • Amazon Cognito
  • Amazon EBS
  • Amazon EFS
  • Amazon S3

今回はEC2をみていこうと思います。
スクリーンショット 2024-11-16 18.39.33.png

コンソールはこんな感じになってます。日本語対応はまだしていないようです。
スクリーンショット 2024-11-16 18.42.03.png

EC2では全体構成は以下の感じになってます。

  • 概要
    • どんなメトリクスを取得すべきか
    • ソリューション展開時の注意点(コスト面など)
    • ダッシュボードの例
  • 具体的なステップ
      1. 準備
      • CloudWatchエージェントの設定ファイルの準備
      1. CloudWatchエージェントのインストール
      1. CloudWatch ダッシュボードの作成
      • 数クリックでCloudFormationテンプレートを展開できる
      1. CloudWatch アラームの設定

今回は「3. Create EC2 solution Dashboard」-「In CloudFormation」から、ダッシュボードをデプロイしてみます。
スクリーンショット 2024-11-16 18.53.37.png

任意の「スタック名」を記入し、「スタックの作成」をクリックします。
スクリーンショット 2024-11-16 18.57.05.png

CloudWatch のコンソールのサイドタブから「ダッシュボード」を開くと、CloudFormationで展開されたダッシュボードが存在しました。
スクリーンショット 2024-11-16 18.59.38.png

中身を見てみると、なんだかいい感じのダッシュボードが完成してました。
スクリーンショット 2024-11-16 19.01.31.png

ここまでの作業で10分もかかっておりません。
非常に容易にCloudWatch ダッシュボードを作成することができました。

最後に

この記事ではアップデートで追加されたCloudWatchのオブザーバビリティソリューションについてまとめてみました。実際にCloudWatch ダッシュボードをデプロイするところまではせずとも、このページを見ているだけで勉強になる内容でした。

また、今回はEC2を例に記載しましたが、TomcatやNGINXといったAWSサービス以外のワークロードにも対応しているのが、個人的にこのアップデートのすごいところだと思います。

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